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TikTokのビジネスアカウントとは?個人アカウントとの違いは?
TikTokのビジネスアカウントとは?個人アカウントとの違いは?
TikTokは月間アクティブユーザー数が1,700万人程度のショート動画を配信・閲覧するサービスです。
なかには「TikToker」と呼ばれるインフルエンサーも台頭しており、近年では賑わいを見せています。
ビジネスにおいては、マーケティングの一環として利用する企業が増加傾向にあり、その際はビジネスアカウントを利用します。
今回は、TikTokのビジネスアカウントについて、個人アカウントとの違いとあわせて解説します。
TikTokのビジネスアカウントとは?
TikTokにおけるビジネスアカウントとは、マーケティングツールを使ってビジネス戦略に活用するためのアカウントです。
ビジネスにおいては、ブランドやビジネスの包括的なマーケティング戦略を立案して業務に臨みます。
TikTokでは、下記のようなビジネスが向いています。
- エンタメ的なやり方で消費者に関わるビジネス
- より商業性にフォーカスしたツールを求めるビジネス
いずれにおいても、自社・商品のイメージ向上を目的としたブランディングや、商品・サービスの購入がゴールとなります。
なお、ビジネスアカウントは企業や経営組織だけではなく、個人でも利用可能です。
ビジネスアカウントで利用できる機能
下記は、TikTokのビジネスアカウントで利用できる機能になります。
アカウントのカテゴリ選択
ビジネスアカウントでは、どのようなジャンルで活動しているのかをカテゴリとして選びます。
下記はビジネスアカウントにおけるカテゴリの一例です。
- 教育(英語・歴史・ビジネス)
- 音楽
- パフォーマンス(ダンス・マジック)
- 美容・ファッション
- スポーツ・フィットネス
- イラスト・アニメ・ゲーム
- グルメ
- VLOG
カテゴリを設定することによって、そのカテゴリに興味があるユーザーに対して投稿がされやすくなります。
外部リンクの設置
ビジネスアカウントでは、企業の公式ウェブサイトや問い合わせ先など、外部リンクを設置することができます。
外部ページへのリンクが設置できることによって、投稿に興味を持ったユーザーがアクセスしやすくなります。
外部リンクはプロフィール画面に設置可能であるため、特に見てほしいページを設置しましょう。
データ分析
ビジネス目的で利用する方にとって、動画の視聴数や視聴率はマーケティング・ブランディングにおいて重要な要素です。
また、動画の合計再生時間やトラフィックソースの種類などを分析することで、次の動画に活かせるでしょう。
これらの分析は個人アカウントではできず、ビジネスアカウントならではの機能となります。
どの投稿がよく見られているか、なぜ見られているのかなどを検討できる点は、大きな魅力といえます。
インサイト分析
ビジネスアカウントではフォロワーの増減やプロフィールの閲覧回数など、インサイト分析を行えます。
曜日や時間帯ごとに再生回数を確認することができるため、最適な配信日時を知ることができます。
あわせて、ビジネスアカウント独特の機能である予約投稿を利用することで、多くのユーザーが視聴する日時に配信が可能です。
個人アカウントとの違いは?
下記に、TikTokのビジネスアカウントと個人アカウントの違いをまとめました。
項目 | 説明 | ビジネスアカウント | 個人アカウント |
サウンド | 動画に音楽を挿入することができます。 | × | 〇 |
商用音楽ライブラリ | 50万曲以上の楽曲からどの楽曲でも利用することができます。 | 〇 | 〇 |
パフォーマンス分析 | 視聴数や視聴率、再生時間などを分析できます。 | 〇 | × |
インサイト分析 | 投稿した動画やフォロワーに関する数値を分析できます。 | 〇 | × |
プロフィール欄のリンク設置 | プロフィール欄に、TikTok以外のリンクを設置することができます。 | 〇 | × |
動画ショーケース | ほかのクリエイターや企業が投稿している人気コンテンツをまとめて視聴できます。 | 〇 | × |
アカウントのカテゴリ設定 | そのカテゴリに興味があるユーザーへ表示されやすくなります。 | 〇 | × |
Q&Aの設置 | ユーザーからの質問を直接受けることができます。 | 〇 | × |
費用 | サービスを利用するために必要な費用 | 無料 | 無料 |
このように、ビジネスアカウントは個人アカウントと比べて利用できる機能が多いことがお分かりいただけたと思います。
個人アカウントを利用している方でも、無料でビジネスアカウントに切り替えられる点は魅力といえます。
ビジネスアカウントのメリット
こちらでは、TikTokのビジネスアカウントが持つメリットをご紹介します。
コストがかからない
TikTokのビジネスアカウントは無料で利用できることから、ランニングコストをかけずに運用することができます。
冒頭で申し上げた通り、TikTokは月間アクティブユーザー数が2,700万人ほどいる、人気アプリです。
多くのユーザーが集まるTikTokにおいて無料でマーケティングができるということは、大きなメリットといえます。
操作が容易
TikTokのプラットフォーム上には、初心者でも使いやすいような動画編集機能が搭載されています。
そのため、高額な動画編集ソフトを購入せずに、高クオリティの動画を気軽に配信できるのです。
ビジネスアカウントであれば「ビジネスクリエイティブガイド」という、動画撮影方法や投稿に関するヒントを得られます。
拡散性が高い
TikTokとほかのSNSにおいて大きな違いのひとつとして、拡散性の高さが挙げられます。
TikTokは趣味に合う動画がおすすめとして表示され、気に入った動画は「いいね」や共有されて、さらに拡散されるのです。
ユーザーがユーザーを呼ぶような状態になるため、マーケティング効果が高まります。
年齢層が幅広い
一見、TikTokは10代や20代に人気のアプリだと思われがちですが、近年はそれ以上の年齢層にも拡大しています。
マーケティングに有効なアプリだという認知度が高まったことも、年齢層が広がる要因のひとつと考えられます。
文章よりも訴求力が高いショート動画は、時間がない社会人でも楽しめる点が魅力といえます。
ビジネス感が弱い
一般的な検索広告やディスプレイ広告は、ターゲティングなどによりビジネス感を覚える方がいらっしゃいます。
TikTokにおけるビジネスアカウントで配信した動画は、個人アカウントと同様に配信されます。
そのため、ビジネス感が弱く、自然な形でユーザーに配信できるため、ユーザーに不快感を与えることは少ないものです。
ビジネスアカウントのデメリット
一方、ビジネスアカウントには下記のようなデメリットがあります。
サウンドが利用できない
TikTokを見てみると、最近流行っている曲をかけながらダンスしているような動画を多く見受けます。
ビジネスアカウントでは、個人アカウントと比べるとサウンドが利用できない分、使える動画が少ないのです。
また、利用できる音楽は商用ライセンスを取得いているものに限られます。
炎上リスク
個人・ビジネスアカウント問わず、SNSを使用して以上、炎上リスクは避けては通れません。
たったひとつの動画でも、炎上してしまうとその企業やサービスに対する信頼が崩れる可能性があります。
そのため、TikTokに動画を配信するときは、必ず言動を確認してからにしましょう。
まとめ|マーケティングならビジネスアカウントが◎
今回は、TikTokにおけるビジネスアカウントについて解説しました。
ビジネスアカウントはマーケティングツールを使ってビジネス戦略に活用するためのアカウントです。
個人アカウントと比べるとできることが多く、マーケティングの際には欠かすことができないものとなります。
自社商品やサービス、自分自身を知ってもらいたい人は、ビジネスアカウントで運用しましょう。