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TikTok運営の成果指標|企業は何をKPIとしている?
TikTok運営の成果指標|企業は何をKPIとしている?
ビジネスにおいては、「収益○○円」や「粗利○○円」といった、明確な目標を設定することが重要となります。
そのためにはプロモーションを行う必要があり、企業によってはTikTokを利用しているところがあります。
しかし、TikTokの運営においても明確な目標がなければ、やるべきことや大目標から外れた運用になってしまいます。
こちらの記事では、TikTok運営の成果指標について、企業は何をKPIとするべきなのかをご紹介します。
TikTokにおけるKPI
KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)とは、企業が収益を上げるために達成するべき指標を指します。
冒頭で説明した「収益○○円」や「粗利○○円」といった目標は、KGI(Key Goal Indicator:経営目標達成指標)とされることが多いです。
これらの違いは、KGIが大目標であり、KPIが中間目標であることです。
そのため、KPIはKGIを達成するためにクリアしなければならない目標だといえるでしょう。
企業がTikTokを運営する目的もKGIを達成することであり、そのなかにKPIが含まれています。
企業のなかにはTikTokを「配信すればファンがついてくれるだろう」とあいまいな目的で運営しているところがあります。
このような考えの場合、投稿する動画の方向性が定まっていないことにより、期待しているような成果を得にくいでしょう。
TikTok運営で成功している企業は、下記のようなKPIを設定しています。
- TikTok経由によるWebサイトやECサイトへの訪問者数
- TikTokのフォロワー数
- 合計再生時間
- プロフィールの表示回数
- 動画の視聴回数 など
これらの数値を明確に設定することで、何をするべきなのかも明確になるものです。
TikTokインサイトとは?
TikTokをマーケティングツールとして活用する際には、TikTokインサイトはなくてはならないものです。
TikTokインサイトとは、視聴者が求めている動画や、どのような行動を取ったのかを知ることができるツールです。
マーケティングは何となく行うのではなく、過去の実績などのデータを参考として確実にターゲットへ訴求することで成果を得ます。
そのために用いるツールがTikTokインサイトであり、下記の4要素で構成されます。
概要
概要の画面では下記の指標・数値を確認することができます。
- 動画の視聴回数
- 動画の視聴者数
- プロフィールの表示回数
- コメント数
- いいね数
- シェア数
これらはいずれも、TikTokに投稿した動画の反応や、アカウントに対する興味関心などを知ることができるものです。
コンテンツ
TikTokにおけるコンテンツは動画であり、こちらでは動画の再生回数を把握することができます。
人気の動画を順番に表示することができ、どのような動画なのか、どの時間に投稿され、何時頃に見られているのかが分かります。
これらを把握することで、視聴されやすい動画の傾向や配信日時を検討することができるものです。
たとえば、視聴者がほとんどいない早朝に配信をしても、期待しているような視聴数を獲得できないでしょう。
その時間帯よりも、通勤・通学や帰宅時など、多くの方がスマートフォンを触る時間に配信するほうが有効です。
とはいえ、これらは配信ターゲットに依存するものであるため、事前にペルソナ設定などで配信時間を検討する必要があります。
ペルソナ設定
ペルソナ設定は、商品やサービスを提供する際にターゲット像を明確に設定するものです。
類似する言葉のなかに「ターゲット」というものがありますが、ペルソナのほうがより深く掘り下げているという違いがあります。
下記、ペルソナ設定の際に決定する項目です。
- 名前
- 性別
- 年齢
- 結婚
- 居住地
- 学歴
- 職業
- 年収
- 最近の悩み
- 将来のビジョン
- 家族構成
- 趣味
- 特技
- 性格
- 休日の過ごし方
ここまで深く人物像を設定すると、おのずとどのような行動を取る人なのかがイメージしやすいのではないでしょうか?
ペルソナ設定の目的はまさにこれで、TikTokにおいては配信日時だけではなく、コンテンツの中身の検討材料にもなります。
フォロワー数
フォロワー数では、時間別と日別で獲得したフォロワーを確認することができます。
この項目で注目したいのが、フォロワーの属性です。
属性のなかには下記の要素が含まれており、今後の動画作成の参考にすることができます。
- 男女比
- 年齢層
- 住んでいる国・地域
- 1日のなかでアクティブな時間帯
たとえば、20代の女性をターゲットにしていても、40代の男性が多く視聴していることがあるとします。
この場合、考えられる要因は後者にウケが良い動画を制作・配信していたことが考えられます。
そのため、フォロワー数の情報を参考にして、最適な動画の内容を再検討する必要があります。
このように、フォロワー数の項目ではどのようなユーザーが視聴しているのかなどを知ることができます。
LIVE配信
TikTokでは作成した動画だけではなく、生配信であるLIVE配信を行うことができます。
普段作成した動画を投稿している配信者と視聴者同士で、直接やり取りすることができるのがLIVE配信の魅力です。
こちらの項目では、最大同時視聴者数やフォロワー獲得数などを、データとして確認が可能です。
上記のデータより、LIVE配信ではどのような内容の動画だと反応を得やすいかなどを知ることができます。
ただし、企業のなかには一切ライブ配信をしないといったところもあります。
TikTokで見ておくべき指標
下記の指標は、企業がTikTok運営するうえでほとんどの企業が確認している指標です。
- 視聴者の所在地・地域
- フォロワー数
- 平均視聴時間
- 視聴回数
実店舗を運営している場合、所在地を把握することでユーザーの好みに合わせたコンテンツ配信に役立てることができます。
フォロワー数については、バズった動画や反応が今一つだった動画などを確認します。
平均視聴時間や視聴回数についても同様であり、よく見られている動画や長時間見られている動画は反応が良いといえます。
目的別に見るTikTokの分析方法
TikTokはさまざまな考えやKPIを持って運用されているため、確認するべき項目・分析方法が異なります。
こちらでは、TikTokの分析方法を目的別にご紹介します。
認知拡大
認知拡大においては、フォロー率やフォロー数、合計動画再生回数を確認しましょう。
フォロー率は「フォロー数÷視聴者数」で算出することができ、割合が高いほど目的のユーザーに配信できているといえます。
これらは全期間ではなく、1ヶ月など特定の期間に絞って確認・比較を行いましょう。
ブランディング
ブランディングを目的としている場合、合計動画再生回数や平均視聴時間、視聴維持率、視聴完了率を確認しましょう。
興味がある動画は最後まで視聴される可能性が高く、上記の数値が高くなる傾向にあります。
こちらも期間ごとに区切り、前年や前月比で改善ができているかどうかを確認してみましょう。
TikTok経由での購入
先述した認知拡大やブランディングはTikTokインサイトで確認できますが、こちらは外部ツールを使います。
Googleアナリティクスなどの外部ツールを使うことで、TikTok経由での流入数やコンバージョン数がわかります。
また、TikTok以外の流入経路での成果も知ることができるため、Webマーケティング全体のプランニングに役立ちます。
分析やKPI達成が難しい場合は外注を検討しよう
このように、TikTokを運営してKGI達成を目指すためには、KPIを設定したうえで成果を確認しなければなりません。
専門で運営する場合は問題ないですが、多くの企業はTikTok運営とほかの業務を併行していることが多いです。
分析をしたくても業務の量により後回しになる、といった話は珍しくありません。
そのため、TikTok運営・分析のほか、KPI達成が難しい場合は外注を検討してみましょう。
外注業者には、動画の制作から分析・改善案の立案までワンストップで行ってくれるところがあります。
TikTok運営が難航しているときは、外注を検討してみましょう。
まとめ|KPIは達成するためにある
今回は、TikTok運営におけるKPIについて解説しました。
TikTokにおけるKPIは下記の要素が含まれており、運営する目的によって異なります。
- TikTok経由によるWebサイトやECサイトへの訪問者数
- TikTokのフォロワー数
- 合計再生時間
- プロフィールの表示回数
- 動画の視聴回数 など
しかし、TikTok運営では分析や動画撮影など手が回らなくなることが多いため、その際は外注業者に相談してみましょう。
KPIを設定する際は、KGIに関連する指標にすることが重要です。