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TikTok運用代行を依頼する際に渡される契約書の確認ポイント
TikTok運用代行を依頼する際に渡される契約書の確認ポイント
TikTokは多くのユーザーが利用していることから、近年ではマーケティングツールとして企業も運用するようになりました。
「何か新しいことをしなければ」といった思いから始められた企業も、多いのではないでしょうか。
しかし、TikTokの運営とさまざまな業務を兼業している場合、成果が得られなかったりすることがあります。
その際に頼ることになるのはTikTokの運営代行業者ですが、契約の際には契約書を隅々まで確認しましょう。
こちらの記事では、TikTok運用代行を依頼する際に渡される契約書の確認ポイントをご紹介します。
契約書に記載されている情報
TikTokの運営業者とは、大きな定義でいうところの「SNS運用代行業者」になります。
X(Twitter)やInstagramなど、昨今ではさまざまなSNSが流行しています。
これらにはさまざまなユーザーが利用していることから、ターゲットに合ったコンテンツを配信します。
また、コンテンツを配信するだけではなく、配信後の反応や流入したユーザーなどについても知る必要があります。
これらの情報を知ることで、PDCAサイクルを回し、成果の改善を継続することができるのです。
しかし、これらの作業を行うためには時間を要するほか、知識を得て善悪の判断が求められます。
このようなSNSに関する業務を代行してくれるのがSNS運用代行です。
サービスを受ける際には契約締結が必要であり、その際には両者間で契約書を確認し、一筆記載しなければなりません。
下記、代行業者から渡される契約書に記載されている情報の一例です。
委託する業務内容
一言でSNS運用代行とはいったものの、代行業者によって引き受ける業務内容が異なります。
契約書を受け取ったときは、どのような業務をどこまで委託できるのかを必ず確認しておきましょう。
契約期間
運用代行業者によっては、最低〇ヶ月といったように契約期間が設けられているところがあります。
また、契約期間が切れたあとは自動更新なのか、自動解約なのかも異なるため、こちらも確認しておくことが重要です。
料金・支払い方法
運営代行によっては月額固定制や成果報酬制など、さまざまな料金体系でサービスを提供しています。
こちらの項目では、振込口座や振り込み期限などの情報を把握しておきましょう。
納品方法
多くの運用代行業者はクライアントに対して、成果物として月間レポートやコンテンツを納品します。
その際のファイル形式や定例会の有無など、成果物の納品方法も確認しておきましょう。
著作権
悪徳な運用代行業者の場合、著作権が業者に帰属するため、解約後に動画の配信停止を命じられることがあります。
こちらの項目を読まずに著作権を抵触してしまった場合、裁判沙汰に発展してしまうことがあるため注意しましょう。
個人情報
SNSにおいては、個人情報を必要に応じて預かったり収集したりすることがあります。
運用時に得た個人情報は誰が保有するのか、自社でない場合はその理由は何なのかについて説明を求めましょう。
秘密保持
SNS運用では代行業者にさまざまな企業情報を知らせる必要があるため、機密保持の厳守が求められます。
当事者間しか知りえない情報が代行業者経由で漏洩した場合、どのような解決をするのかなどを確認しておきましょう。
損害賠償
先述した機密保持やその他契約書に記載されている内容を破った場合、損害賠償を請求することがあります。
また、クライアントがルール違反をすることがあるため、責任の所在を明確にするためこちらも目を通しておきましょう。
非暴力団
日本においては、個人情報の悪用や詐欺など、さまざまな観点から暴力団との取引が禁止されています。
お互いに暴力団関係者ではないことを証明するために、契約書には必ずこちらの項目が記載されているかを確認しましょう。
確認しておくべきポイント
こちらでは、先述した情報のなかから特に確認しておくべきポイントをご紹介します。
委託する業務内容
こちらの項目は、運用代行業者が何をしてくれるのか、サービス内容を記載したものになります。
下記、業務委託できる内容の一例です。
- 投稿内容・テーマの提案
- 動画作成・投稿
- 月あたりの動画作成・投稿本数
- 登校時間
- コメント、リプライへの返答
- 動画の修正回数
- データの提供方法
- 定例会・レポートの有無
こちらの項目に記載されていない場合、基本的には引き受けてくれないか、追加費用が求められます。
「契約書に記載されていないのでできません」といわれないように、委託する業務内容は必ず目を通しておきましょう。
著作権
先述の通り、作成した動画に関する著作権についても重要ですが、同時にコンテンツ内の楽曲などに関する著作権も重要です。
悪徳業者のなかには著作権に違反した楽曲を使用し、権利をクライアントに渡して罪から逃れようとするところがあります。
そのため、著作権については使用する楽曲などについても確認しておきましょう。
非暴力団
暴力団は利益のために、法律を犯したり第三者に被害を与えるることに躊躇がない団体です。
恐喝や詐欺などさまざまな手法があり、近年ではフロント企業を立ててこれらの犯罪を行うことがあります。
一般企業であっても暴力団と取引を行った場合、詐欺のほう助や利益を生んだとした暴力団対策法に則り罰則の対象になるのです。
このことから、自社・業者ともに暴力団関係者ではないことの証明を契約書内で行う必要があります。
まとめ|細かい字にごまかされないように!
今回は、TikTokの運用代行を依頼する際に契約書を確認するべき内容・理由をご説明しました。
契約書には委託する業務内容や契約期間をはじめとして、さまざまな重要な情報が記載されています。
これらは細かい文字で記載されていることが多く、つい見逃してしまうことがあるでしょう。
しかし、あとから気付いても「見ていませんでした」では済まされない事態に陥ることがあります。
そのため、代行業者から契約書を受け取った場合は、必ず隅々まで情報を確認するようにしましょう。